夫と去年の1月、車で東北を巡る旅行に行きました。冬以外休みが取れない職業のため、冬は毎年旅行に出かけているのですが、各地の温泉を毎度楽しんでいます。ホテルによってはバイキングを楽しんだり、ご当地の道の駅で新しい野菜を見つけたりしています。親戚にお土産を買ったりすることも楽しみのひとつです。真冬なので運転はとても危ないのですが、新幹線や飛行機だとプラス何万円もかかってしまうので、車での旅行にすることで、旅行の予算をその分増やしています。

 

去年は仙台の秋保温泉郷に行きました。毎日宿泊する施設を変えることで、夕食もバイキング、肉料理、魚料理、周辺の美味しいお店など、毎日日替わりで楽しむことができました。温泉も施設によって毎日異なるので、温泉好きの夫は夕食前の温泉とサウナ、朝風呂と1日3回の入浴を楽しんだようです。

バイキングでは東北ならではのカニやイクラの食べ放題を楽しみ、朝は白石にゅう麺、ご当地の汁物(岩手だとせんべい汁)、岩手龍泉洞(だったかな?)のとろとろのヨーグルトなど、ご当地ならではの食べたことのない料理に出会うことができるので、毎日とても楽しかったです。毎日豪華な料理を食べるので、胃が持たずに具合が悪くなることも多いのですが、車での旅行なので、自分のペースで散策したり、部屋で休んだりできるのも良いと思います。

先日もホリデー 日帰り旅行のバスツアーに参加したのですがずっと集団で移動しなければならず、観光は楽しかったのですが自分のペースで動くことが出来なかったことに私が不満を持っていたのを夫は気にしていたようで今回の旅行はゆったりしたスケジュールを組んでくれました。

宿泊先のホテルでは、それぞれベッドやソファ、テーブルにこだわりが感じられるので、毎年インテリアを見るのも楽しみの一つです。仙台では仙台で有名な工芸品なども部屋に置いてあるので、気に入ったものは小さい物を購入し、自宅の玄関に飾ることで毎日帰宅すると旅行の時の楽しい思い出が蘇り、夫と話に花が咲いたりします。

お部屋に置いてある軽食用のお菓子などに舌鼓を打ちつつ、気に入ったら売店で購入して自宅へのお土産にし、自宅に帰ってからも旅行の余韻に浸ることができます。ホテルの近くの観光名所を下調べして行ってみるのもとても楽しく、昔ながらのさびれたレトロな店さえも楽しむことができます。

旅行の最中は時間がかなりゆっくり流れるので、些細な変化に気づくことができます。晴れただけで「今日はいい天気だね、歩いて散策してみようか」「今日は雨だね、車で足をのばして○○に行ってみようか」「ここのお味噌汁美味しいね」と、普段の生活では気づかないことにも幸せを見出し、相手と笑い合うことができるので、1年の疲れをそこで癒し、それまでの嫌なことを全て清算することにしています。

冬道の運転ですので、やはり道路交通状況が一番命に関わる重大な問題です。県外への運転ですので、運転時間も5時間を越えたりしますから、知らないうちに注意力が散漫になったり、自分の知らない土地ですので山道での運転の仕方に注意しないと冬道の運転も危ないですし、道に迷っても助けてくれる人がいないので、明るいうちに目的地に着けるように余裕を持って計画を立てて向かうようにしています。(ホテルへのチェックインの時間は夕食の時間に合わせて大体決められているので)

行きたかったパワースポットに向かう途中、どんどん雪深くなってきて、除雪されていない道になり、運転が困難になって、雪道で除雪されていなかったせいでUターンもする場所もなく、結局諦めてひたすら山道をバックで戻るという怖い経験をしました。看板でも出してくれたら良いのですが、田舎の施設だとHPすら無いのが当たり前なので、事前に情報収集することの難しさを実感しました。また、旅行の途中に体調を悪くして、何件も「予約以外の患者さんは診られません」と断られ、つらい思いをしました。(旅行者の飛び入りは嫌煙されます)

一昨年の5月の連休、ゴールデンウイークに、家族や孫達を連れて総計7人で、久しぶりに田舎へ墓参り、方々、2泊3日の旅行をしました。神奈川県からですが、田舎は福島県いわき市の湯本温泉で、小生の昔の実家があったところです。此処までは、家族全員は承知で参りましたが、これより先の旅行のセケジュールは、我等夫婦のみが知っていて、ほかの者は誰一人知らせないようにして、所謂、ミステリーツアーのような気分にしました。

旅行の行程は第一日がいわき湯本、観光名所の滝根町のあぶくま洞、そして第二日は栃木県の温泉郷・那須温泉などの2泊の旅でした。先ず首都圏からですので、田舎のいわき湯本までの所要時間は3時間少々、午前の間にいわき市内の白鳥町にある墓参を済ませたあとは、かの有名な「スパリゾ-トハワイアン」の遊興でした。

孫たちは大ハシャギであり、館内ではたまたまですが、有名なロシアのボリショイサーカスが出演していました。ところで、全国的にも有名になったレジャーセンターで、昔は常磐ハワイアンセンターと称していましたが、現在は「スパリゾートハワイアンズ」に改名されております。

福島県の浜通り、いわき市湯本に所在する大型レジャーランドで、古来からの天然温泉を利用したスーパーテーマパーク、他にも豪華ホテルやゴルフ場なども含まれております。首都圏からの近く、日帰りの利用も可能です。

今夜の宿は、地元のいわき湯本温泉の旅館に宿泊(伊勢屋旅館)しました。宿屋はいわき湯本の温泉街の中心地にあって、昔からの木造作りの古い、歴史のある旅館のようでした。お楽しみの夕食はお部屋食で、まかないの接客の人たちがお膳を仕立てて準備してくれました。

食事は小名浜漁港なども近いこともあって、海の幸がワンサカの大盛りで、我等大人連中も大盛り上がりでした。翌日、旅の疲れか孫の一人が持病の喘息を出したが、そこは地元、田舎の勝手知ったるところ、隣街の内郷というところにある大病院、共立病院で休日診療にて緊急に診てもらいましたが、ところがこれらのハプニングというか驚きはまだ続くのです。

その後、阿武隈山系の田村市滝根町にある「あぶくま洞」見物、この時、見物終了間近の見物中に大きな地震が発生したのです。地震といえば7,8年前に東北大震災が発生しましたが、此方の福島の沿岸地方も被害を受けていたのですが、この地震はこれらの関連ある余震とも言われています。

それにしても洞窟内の地震というのは初めての経験でしたが、洞窟内の岩がギシギシと軋んで今にも崩れそうな恐怖を覚えたものでした。このように、此方もとんだハプニングの発生でした。

次に向かったのは奥那須温泉の那須連山の山間の「北温泉」と言うところにお世話になりました。宿までは駐車場からホほぼ1kmの道を荷物を持って徒歩で行かなければなりません。更に、宿屋へ着いてびっくり、まるで江戸時代の建物のようなのです。我等は古い木造の廊下がギシギシきしむような所を通って部屋に案内されましたが、部屋は畳敷きのまともな部屋でした。

息子が言うには「車に例えるなら、普通のポンコツ車とクラシックカーの違いだね」と言って、この宿屋をクラシックカーに例えるなど、多いに気に入り、喜んでいました。温泉は旅館の裏側から大量に湧き出ていて有り余るほど、ただ、欠点は熱い。とにかく熱い、更に、庭先には名物の大プールのような浴槽があり、孫達を含め我らも水着で大はしゃぎでした。

気がつけば、旅館には映画のポスターが何枚か貼ってありましたが、当地の北温泉は映画「テルマエ・ロマエ」(阿部寛 主演)のロケ地の一つで、上戸彩さんの実家として使われたとても有名な温泉旅館でした。今回の2泊3日の旅はミステリーとハプニングの旅で、家族全員大いに驚きながら、大満足の旅行でした。

結婚10年記念旅行として、夫と二人で西表島に行きました。まずは、大阪から石垣島までピーチ航空で、石垣からは安永観光フェリーで西表島大原港まで行きました。出来るだけローカルな旅を楽しみたいと思っていたので、最初の移動はバスを選びました。由布島行き水牛乗り場からは水牛車で島へ渡れます。満潮時間だったのかかなり水が入ってきました。由布島内ではゆったりと散歩や植物観察を楽しみました。西表島に戻ってからは再びバスで北部の上原へ移動し、民宿まるま荘で宿泊しました。

2日目はレンタカーを借りて、島内観光や綺麗なビーチを満喫しました。マヤグスクの滝をテレビで見てぜひ行って見たかったのですが、ツアーの予約の電話をした際、トレッキングに慣れているような上級者向きだと言われました。初めての西表島ならまずはピナイサーラの滝を見ておくことを勧められ、カヌーとトレッキングで行く1日ツアーに参加しました。

 

まずはカヌーでマングローブや滝の全貌を見ながら進みます。その後、ピナイサーラの滝上を目指してトレッキングです。これが結構登りが続く体力のいるコースでした。1時間ほどしたらようやく滝上から真下に見える滝を見ることができます。すごく高くてちょっと怖さもありましたが、島の美しい景色を眺めながら、手作りおにぎり弁当を頂きました。休憩が済んだら、今度は下山して滝壺を目指します。滝壺で泳いだり滝をバックに写真撮影したり、最後まで盛りだくさんのツアーでした。

一番綺麗だったのは、イダの浜ビーチです。船でしか行けない分かりにくい場所にあります。白浜港から出る船の時間を調べずに行ったので、待ち時間がありましたが、船が出る時間になったら結構たくさんの観光客が集まってきていて驚きました。船浮に到着して、徒歩で小さな集落を横目に、日本にもこんな所があるのだと思いながらビーチに向かいます。周りの人について行って、迷わずに到着できました。あの砂浜の白さと海の透明度は今でも忘れられません。

水中の魚たちを見ながら泳いでいたら、他の人がざわついているので何だろうと思ったらウミガメがいると聞こえてきました。全く予期していなかったのですが、探してみると本当にいました!優雅に静かに泳いでいて、とても可愛かったです。こんなに浜辺から近い所で見られるとは思っていなかったので、感動しました。

シュノーケルのゴーグルはあったのですが、ライフジャケットなどが有ればもっと遠くまで泳ぎながら、ウミガメをもっと長い時間見られただろうなと少し後悔しました。でも、初めて見たので、とてもいい思い出になりました。あまり騒ぐとウミガメも警戒してしまうので、少し離れて見守る方が良いと思います。

ピナイサーラのツアーに参加した時、沢履はありますかと聞かれました。なかったので貸してもらったのですが、用意してくれていた靴のサイズが小さめでした。最初はちょっときつめだけど大丈夫だろうと思っていましたが、かなりきつい上りと下りのあるトレッキングだったので、足がだんだんと痛くなってきました。

特に親指のあたりが痛くて、後半は足を一歩踏み出すごとに痛みが走る状態でした。他の参加者を見ていたら、マリンブーツで参加している人もいて、それなら家にあったのを持って行くこともできたのにと、かなり後悔しました。せめて、ツアー会社の人ももうワンサイズ大きめなどを予備に用意していてくれたらよかったのにと思いました。

宿に帰ってから足を見てみたら、両足の親指と爪の間から血が出ていて見るも無惨な状態でした。結局その後、真っ黒になって爪が全部剥がれ、完治まで一年以上かかりました。せっかくの美しい景色と楽しいツアーが、靴のせいで苦い体験になってしまいました。

3年前の秋、新潟県の佐渡ヶ島に夫・私・年少の息子の3人で行きました。まず、フェリー乗り場まで自家用車で移動し、車をフェリーに載せてもちろん、私達もフェリーに乗りました。佐渡ヶ島までフェリーで3時間位です。デッキに出て景色を眺めているとあっという間に時間がすぎるのですが、強風であまりデッキに出られず残念でした。目的は県外に転勤で一時的に引っ越すため、それなら大好きな佐渡に行きたいね、という事で決まりました。

観光をした有名な場所では、佐渡金山・小木のたらい船などです。到着するとお昼だったので、事前に調べていた「まるいし」という回転寿司のお店でお昼を食べました。美味しいとは聞いていましたが、どれを食べても大変新鮮で本当に美味しくて驚きました。いつも小食な息子もたくさん食べていて、よっぽど美味しかったのだと思います。

 

海岸線をドライブしながらゆっくり、宿泊するホテルに向かい、ホテル大佐渡に到着しました。夕食は、宴会場でテーブル毎に料理が用意されていて、それを食べるスタイルでした。大人にはカニが一杯つくので、美味しくいただきました。後はやはりお刺身やお魚が多かったです。

翌日は佐渡金山へ行きました。佐渡金山は3回目ですが、初めてだった息子が(薄暗いので)最初は怖がっていました。その後は小木へ行ってたらい船に乗りました。たらい船は初めて乗りましたが、ゆらゆらと海に浮かぶのがとても楽しかったので、佐渡に行ったら絶対乗って欲しいです。

佐渡の旅行で一番楽しかったのは、たらい船です。船酔いするので大丈夫かな?と心配でしたが、酔うほど揺れないので大丈夫です。船着き場に到着すると、団体客を待っている船を漕ぐお姉さん達がいます。結構若い方ばかりでした。団体じゃなくてすいません・・と思いながら乗車券を買って乗せてもらいました。

たらいは4人乗っても十分な大きさで安定感があり、転覆するような危機感はありませんので、安心して下さい。乗っている所を写真に撮りたいと思っていたら、船頭のお姉さんが、他のたらい船の船頭さんを呼んで、私達のカメラを渡して写真を撮ってもらえました。とても良い写真で、翌年の年賀状に使いました(笑)

船頭さん同士がたらい船を寄せるのが上手くて、感心したのを覚えています。ちなみに団体客が来ると、専属のカメラマンが撮った写真をその場でお皿に印刷して有料で販売していて、結構買っている人がいました。船着き場には今で言う、インスタ映えするような手持ち看板があって、いろいろ持って写真を撮ったのも楽しかったです。

楽しい事ばかりだったので、怖いことはあまりありませんでしたが、行きの天気が悪くフェリーが揺れたのが少し怖かった位です。揺れたと言っても、大きなフェリーなので酔うほどは揺れませんでした。佐渡出身の友達に言わせると、冬は揺れるから乗りたくないわ・・・との事でした。

困った事は、子供がまだ小さかったので、どこに行っても飽きてしまって、ゆっくりできなかった事です。ホテルの夕ご飯も子供はお腹がいっぱいになったら飽きて、私と子供だけ先に部屋に戻ったのでカニをゆっくり食べたかったです!後は、観光地ならではの子供向けおもちゃをいろんな所で子供にねだられて、どこかで船のおもちゃを買う羽目になりました(その船はあっという間に壊れました)

感動したのは佐渡のホテルから見た夕日です。濃いオレンジ色になって、私達が住んでいる地域から見る夕日よりもずっと綺麗でした。つい見とれていてしっかり写真を撮れなかったのが残念です。私達はそれでも、日本海に沈む夕日は見慣れていますが、関東から来たと思われるお客さんはとても感動していました。

2月に娘(26歳)と東京都豊洲へ1泊旅行に行きました。ホテルはコロナ禍以前とは大きく違って、格安料金で宿泊できます。また都民割などの設定価格もあり、まだ緊急事態宣言下の東京ですが、もともと娘は東京在住、私は千葉在住なので「近場へ旅行に行こう!」と気晴らしも兼ねて行きました。移動はお互い電車を利用し、豊洲駅で待ち合わせし、駅直結のショッピングモールでお買い物も出来ますし、ホテルには大浴場もついていましたので、仕事の疲れを癒す事が出来ました。

豊洲のお宿を選んだのには訳があります。第一にショッピングモールが駅直結である事です。天候など気にせずに、買い物や食事を楽しめるのは、私たち親子にとって、大変重要でした。特に2月は雪の日も多く、移動時間を極力減らしたいと思っていました。また第2にホテルから富士山が見える事も大きな決め手となりました。

関東に住む私たちが静岡に行くことはリスクが高いので、関東4圏から出る事は出来ないと思っています。しかし、私も娘も富士山が好きなので、部屋から富士山の見えるホテルを探しました。宿泊した宿は、希望通り部屋から富士山が見え、それをバックに写真も撮ったりして、大変満足しました。

料理はホテルのレストランを利用し、とてもゆったりと落ちついた雰囲気の中で、美味しいフレンチを堪能できました。帰宅を気にする必要もなかったので、お酒も嗜む事も出来、大満足の晩餐でした。

1泊でしたので、早めにお宿に行き「荷物を預けておこう」と思ったのですが、ホテル側の配慮で、早めに部屋に通して下さいました。そのおかげで、手ぶらでショッピングが出来、本当に楽しめました。また、ホテルには大浴場がありましたので、何度も利用し、体の芯から温まることが出来ました。おそらく普段なら、混雑する大浴場ですが、皆さん新型コロナウイルスを心配して、大浴場での入浴を控えていらっしゃった様なので、私と娘の貸切状態でした。

 

また、時間が少しあったので電車で1駅の月島に足を運び、名物の『もんじゃ焼き』も堪能して参りました。もんじゃのお店も中々厳しい様で、閉店されている所も目立ちましたが、老舗のお店に入り、楽しむ事が出来ました。あとは、部屋でゆっくり綺麗な夜景を眺めつつ、親子の時間を楽しみました。

朝食はホテルのレストランでいただきました。コロナ禍で『バイキング方式』では無くなっていた為、スタッフの方が大変そうでした。美味しいコーヒーもテイクアウトでいただき、チェックアウトまでゆっくり部屋で過ごせて良かったです。自宅だとつい洗濯だ掃除だとバタバタする朝ですが、ホテルではゆったりと時間が流れていきます。

旅行中、新型コロナウイルスの緊急事態宣言下でしたので、近隣のショッピングモールも閉店時間が早く『足早に買い物を済ませなければいけない状態』でした。土日だったので、買い物客も多く、中々の混雑ぶりで、ショッピングモール内のレストランは長蛇の列が出来ていました。『ここを並んでまで、食事は無理かな』と感じました。入店前に検温をしているとは言え、大声で喋る方もいて、1年以上このような状態が続いていても、マナーを守れない人が多い事に唖然としました。

今回、ホテルでの宿泊を選び、最初は『非常識かな』と感じましたが、ホテルの皆様も頑張っていました。丁度、新入社員の研修をされていて、その方の対応練習もお受けしましたが、自分の息子のような年齢の方が一生懸命働く姿に感動しました。まさかの就職難の年になりましたが、このホテルではちゃんと新入社員さんが入社し、頑張っている!と思うと、また、このホテルを利用する事で応援しようと思えました。今回、コロナ禍ですが、都内で宿泊して良かったです。