一昨年の5月の連休、ゴールデンウイークに、家族や孫達を連れて総計7人で、久しぶりに田舎へ墓参り、方々、2泊3日の旅行をしました。神奈川県からですが、田舎は福島県いわき市の湯本温泉で、小生の昔の実家があったところです。此処までは、家族全員は承知で参りましたが、これより先の旅行のセケジュールは、我等夫婦のみが知っていて、ほかの者は誰一人知らせないようにして、所謂、ミステリーツアーのような気分にしました。
旅行の行程は第一日がいわき湯本、観光名所の滝根町のあぶくま洞、そして第二日は栃木県の温泉郷・那須温泉などの2泊の旅でした。先ず首都圏からですので、田舎のいわき湯本までの所要時間は3時間少々、午前の間にいわき市内の白鳥町にある墓参を済ませたあとは、かの有名な「スパリゾ-トハワイアン」の遊興でした。
孫たちは大ハシャギであり、館内ではたまたまですが、有名なロシアのボリショイサーカスが出演していました。ところで、全国的にも有名になったレジャーセンターで、昔は常磐ハワイアンセンターと称していましたが、現在は「スパリゾートハワイアンズ」に改名されております。
福島県の浜通り、いわき市湯本に所在する大型レジャーランドで、古来からの天然温泉を利用したスーパーテーマパーク、他にも豪華ホテルやゴルフ場なども含まれております。首都圏からの近く、日帰りの利用も可能です。
今夜の宿は、地元のいわき湯本温泉の旅館に宿泊(伊勢屋旅館)しました。宿屋はいわき湯本の温泉街の中心地にあって、昔からの木造作りの古い、歴史のある旅館のようでした。お楽しみの夕食はお部屋食で、まかないの接客の人たちがお膳を仕立てて準備してくれました。
食事は小名浜漁港なども近いこともあって、海の幸がワンサカの大盛りで、我等大人連中も大盛り上がりでした。翌日、旅の疲れか孫の一人が持病の喘息を出したが、そこは地元、田舎の勝手知ったるところ、隣街の内郷というところにある大病院、共立病院で休日診療にて緊急に診てもらいましたが、ところがこれらのハプニングというか驚きはまだ続くのです。
その後、阿武隈山系の田村市滝根町にある「あぶくま洞」見物、この時、見物終了間近の見物中に大きな地震が発生したのです。地震といえば7,8年前に東北大震災が発生しましたが、此方の福島の沿岸地方も被害を受けていたのですが、この地震はこれらの関連ある余震とも言われています。
それにしても洞窟内の地震というのは初めての経験でしたが、洞窟内の岩がギシギシと軋んで今にも崩れそうな恐怖を覚えたものでした。このように、此方もとんだハプニングの発生でした。
次に向かったのは奥那須温泉の那須連山の山間の「北温泉」と言うところにお世話になりました。宿までは駐車場からホほぼ1kmの道を荷物を持って徒歩で行かなければなりません。更に、宿屋へ着いてびっくり、まるで江戸時代の建物のようなのです。我等は古い木造の廊下がギシギシきしむような所を通って部屋に案内されましたが、部屋は畳敷きのまともな部屋でした。
息子が言うには「車に例えるなら、普通のポンコツ車とクラシックカーの違いだね」と言って、この宿屋をクラシックカーに例えるなど、多いに気に入り、喜んでいました。温泉は旅館の裏側から大量に湧き出ていて有り余るほど、ただ、欠点は熱い。とにかく熱い、更に、庭先には名物の大プールのような浴槽があり、孫達を含め我らも水着で大はしゃぎでした。
気がつけば、旅館には映画のポスターが何枚か貼ってありましたが、当地の北温泉は映画「テルマエ・ロマエ」(阿部寛 主演)のロケ地の一つで、上戸彩さんの実家として使われたとても有名な温泉旅館でした。今回の2泊3日の旅はミステリーとハプニングの旅で、家族全員大いに驚きながら、大満足の旅行でした。