結婚10年記念旅行として、夫と二人で西表島に行きました。まずは、大阪から石垣島までピーチ航空で、石垣からは安永観光フェリーで西表島大原港まで行きました。出来るだけローカルな旅を楽しみたいと思っていたので、最初の移動はバスを選びました。由布島行き水牛乗り場からは水牛車で島へ渡れます。満潮時間だったのかかなり水が入ってきました。由布島内ではゆったりと散歩や植物観察を楽しみました。西表島に戻ってからは再びバスで北部の上原へ移動し、民宿まるま荘で宿泊しました。

2日目はレンタカーを借りて、島内観光や綺麗なビーチを満喫しました。マヤグスクの滝をテレビで見てぜひ行って見たかったのですが、ツアーの予約の電話をした際、トレッキングに慣れているような上級者向きだと言われました。初めての西表島ならまずはピナイサーラの滝を見ておくことを勧められ、カヌーとトレッキングで行く1日ツアーに参加しました。

 

まずはカヌーでマングローブや滝の全貌を見ながら進みます。その後、ピナイサーラの滝上を目指してトレッキングです。これが結構登りが続く体力のいるコースでした。1時間ほどしたらようやく滝上から真下に見える滝を見ることができます。すごく高くてちょっと怖さもありましたが、島の美しい景色を眺めながら、手作りおにぎり弁当を頂きました。休憩が済んだら、今度は下山して滝壺を目指します。滝壺で泳いだり滝をバックに写真撮影したり、最後まで盛りだくさんのツアーでした。

一番綺麗だったのは、イダの浜ビーチです。船でしか行けない分かりにくい場所にあります。白浜港から出る船の時間を調べずに行ったので、待ち時間がありましたが、船が出る時間になったら結構たくさんの観光客が集まってきていて驚きました。船浮に到着して、徒歩で小さな集落を横目に、日本にもこんな所があるのだと思いながらビーチに向かいます。周りの人について行って、迷わずに到着できました。あの砂浜の白さと海の透明度は今でも忘れられません。

水中の魚たちを見ながら泳いでいたら、他の人がざわついているので何だろうと思ったらウミガメがいると聞こえてきました。全く予期していなかったのですが、探してみると本当にいました!優雅に静かに泳いでいて、とても可愛かったです。こんなに浜辺から近い所で見られるとは思っていなかったので、感動しました。

シュノーケルのゴーグルはあったのですが、ライフジャケットなどが有ればもっと遠くまで泳ぎながら、ウミガメをもっと長い時間見られただろうなと少し後悔しました。でも、初めて見たので、とてもいい思い出になりました。あまり騒ぐとウミガメも警戒してしまうので、少し離れて見守る方が良いと思います。

ピナイサーラのツアーに参加した時、沢履はありますかと聞かれました。なかったので貸してもらったのですが、用意してくれていた靴のサイズが小さめでした。最初はちょっときつめだけど大丈夫だろうと思っていましたが、かなりきつい上りと下りのあるトレッキングだったので、足がだんだんと痛くなってきました。

特に親指のあたりが痛くて、後半は足を一歩踏み出すごとに痛みが走る状態でした。他の参加者を見ていたら、マリンブーツで参加している人もいて、それなら家にあったのを持って行くこともできたのにと、かなり後悔しました。せめて、ツアー会社の人ももうワンサイズ大きめなどを予備に用意していてくれたらよかったのにと思いました。

宿に帰ってから足を見てみたら、両足の親指と爪の間から血が出ていて見るも無惨な状態でした。結局その後、真っ黒になって爪が全部剥がれ、完治まで一年以上かかりました。せっかくの美しい景色と楽しいツアーが、靴のせいで苦い体験になってしまいました。